寄付だけじゃ駄目だと悟った2012年。
イベントを開催しては寄付を募り、膨大な労力と時間と、生命保険を解約してまで寄付をし続けた。寄付をした先はミャンマー。
母子感染で隔離された子供達の支援だった。
あれから、寄付よりも自立して食べていけるように、自分の得意分野を無料で教えたい!と思い、とにかく技を進化させて目立つ事が何より最優先だった。
海外でスクールを開催する事で、今回のベトナム女性連合に訪問した際に説得力が増すと確信したからだ。
「あなたは誰ですか?」
と政府から聞かれた時に、
「私はこれだけの実績があります!」
と答えたかった。
ある時、親友がこう言った。
「神様、私は世界の役に立つ自信があります。だから、活動費をください」
なんてシンプルで胸に響く言葉であろうか?
まさしく、その通りだ。
自分がこれだ!と思って突き進んでいても、全然うまくいかない時がある。
神様の試練という人もいるが、
私は違う。
自分の選択が間違っているのだと反省する。
今回、抱えきれない愛を携えてハノイにやってきた。
ベトナム女性連合でのプレゼンで、
たくさん辛い経験をしている女性達が保護されている事を聞いた。知識はあったが涙がポロポロ流れてきて、心の中でもう大丈夫だから!!と叫んだ。
2日間寝ないでベトナム入りしたのに、
長年の夢の入り口に立ったんだから
元気100%で挑んだ。
抱えきれないたくさんの愛を両手いっぱい持参したつもりが
なんてこった。
救われたのは私の方だった。
今まで自分に鞭打って、お尻に火を付けて走ってきたのが一気に脱力した。
ハノイの人々が全て満点の笑顔で、ホスピタリティに溢れ、想像を絶するおもてなしのオンパレードだった。
もう、ボランティアという言い方はやめよう。素晴らしきパートナー達。
一緒に皆んなで幸せな楽園をベトナムから作っていこう。
誰もが豊かになれる権利。
誰もが自由に生きる権利。
好きなだけ、やりたいように。
一緒に生きていこう。